★ 今年は寒かった。長い暖冬の続いた東京では、久しぶりに冬らしい冬を過ごしたと感じた方も多かったと思います。だからこそ、先人たちは春の暖かさとうららかさを待ち望み讃えたのだと思います。

霞立つ春の山辺は遠けれど
吹きくる風は花の香ぞする
    
「霞立つ春の山辺は遠いが、吹いてくる風には花の香りがするよ」
          在原元方・古今集
  
いはばしる垂水の上の早蕨の
萌え出ずる春になりにけるかも
           
「岩から激しく流れ出す滝の上の蕨、ああ蕨の萌え出る春になったんだなあ」
志貴皇子・万葉集 

春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ
野をなつかしみ一夜寝にける
          
「春の野にすみれを摘みに来たが、野は離れがたく、一夜過ごしてしまった」
 山部赤人・万葉集



旬の食材(水産)


● サクラエビ
透明で美しい桜色をしていて、海の宝石と呼ばれているサクラエビは、東京湾、相模湾、駿河湾などに分布していますが、とくに駿河湾での漁獲は有名で、主に素干しエビや煮干しエビにされます。サクラエビの製品は、釜あげ、素干し、煮干などがあります。釜あげは生を熱湯でさっと茹であげたもの。塩味がきいていますので、そのまま召し上がると美味しくいただけます。素干しは生のサクラエビを干したもの、煮干しは釜あげを干したものですが、いずれもそのまま召し上がれますし、料理に使えば素材にサクラエビのコクがしみ込んで独特の風味を楽しむことができます。また、近年の急速冷凍技術の発達により、生のサクラエビをそのまま山葵醤油で食べる生食などもあります。

 

旬の食材(青果)


● かぶ
〈根も葉も食べる、子かぶが主流〉
かぶは、全国に数多く在来種がありますが、現在、市場に出回るかぶのほとんどは、金町系の子かぶです。東京都下の原産で、根は色白で美しい光沢があり、全国的にも時なしかぶとして広く栽培されています。
かぶは本来冷涼な気候を好み、15〜20℃前後でよく生育しますが、高温や低温条件下では根の肥大が劣ります。しかし、最近は、品種改良がすすんで、耐暑性が強く夏播きに向く品種や、低温でもよく太る品種があり、栽培農家は季節によって多くの品種を使い分けています。

※ 「旬の食材」記事はホームページ:
東京都中央卸売市場からの抜粋です。
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/



センターぶらり探訪 冷凍食品編

エース食品 (第3通路中央)

真夏なのに防寒着?第3通路の中央を 通ると、いつも忙しそうに台車を転がす人が・・・。ものすごい寒がり?いいえ、冷凍食品の店「エース食品」の代表濱田 さんでした。
出店のきっかけは?
「昭和52年にそれまで納入業者として出入りしていた店に、人手不足とのことからお店を任せられ、その後独立し現在に至っています。」
どんなお店ですか?
「冷凍食品専門に、当初は一般の食料品店さんが主なお得意様でしたが、今では、小売店・総菜店・給食・居酒屋・仕出し弁当・レストラン・ファーストフード店と学園祭や一般家庭まで幅広くご利用いただいております。」
冷凍食品についてお聞かせ下さい。
「冷凍食品は、もともと業務用需要が主でしたが、今では品質の向上、電子レンジ・大型冷蔵庫の普及による至便性と値頃感がマッチして、スーパーの特売品の目玉として熾烈な安売り競争の渦に巻き込まれているのが現状です。また、毎年、春に各メーカーが新商品の展示会を行いますが、一時的なヒット商品はあっても、長く生き残れるものは少ないですね。それでも、調理に時間がかからずに、かなり品質の高いものが産まれていますから、今後 ますます多様化が進むものと思います。」
今後の抱負をお聞かせ下さい。
「冷凍食品には厳しい成分規格が定められており、-15℃以下の保存が義務づけられていますから、安全な食品と言うことができます。また、野菜などの生鮮品でも賞味期限が長く、冷凍庫の普及した現在、ますます需要が増加するのは間違いないでしょう。但し、家庭用の冷蔵庫については開け閉めがあるので、なるべく早く召し上がっていただいたほうが良いでしょう。当店では、ただ商品を低価格で販売するだけでなく、冷凍食品専門店としてのキャリアを活かして、プロの方はもちろん、学園祭やパーティ・会合といった一般の方に対しても、吟味した品選びと様々な味のご提案をさせていただきたいと考えておりますので、入用の節には、遠慮なくご相談下さい。」
食品メーカーから販売に転じた長いキャリアをもつエース食品代表濱田さんに伺いました。

エース食品 
電話042(366)3092
営業 午前6時〜午後3時



▼ 次号は4月12日号の真っ昼間市チラシと当センターホームページに掲載する予定です

東京都府中市矢崎町4の1
株式会社大東京綜合卸売センター
電話 042(364)8211
(担当 大島)
e-mail/oshima@fuchu-doc.co.jp
http://www.fuchu-doc.co.jp/