★ 今年の夏は梅雨が明けたと思った
ら台風が上陸し、長雨が続くなど天候不順な夏でしたね。
ところで、9月11日は仲秋の名月と呼ばれる十五夜でしたが、ご覧になりましたか。日本人は古代から月に対する感受性が強く、かぐや姫で有名な竹取物語などは日本版「ET」とも呼べるSF小説の草分け(?)ではないでしょうか。

あまの原ふりさけ見れば春日なるみかさの山に出でし月かも
         
 阿倍仲麻呂(万葉集)

717年第八次遣唐使の留学生として若干20歳で入唐した仲麻呂が、望郷の想いを歌った名歌。一度帰国を目指したが、暴風のため難破し安南(ベトナム)に漂着、その後は帰国することなく唐で没した。(73歳)


旬の食材(食肉)



豚の「もも肉」

豚の「もも肉」は、後足から臀部にかけての部分をいいます。内側はきめが細かくて柔らかく、外側は運動量の多い部分なので、肉のきめはやや粗く幾分硬めです。いろいろな料理に使えますが、特に揚げ物や焼き物に向いており、ローストポークや焼き豚、網焼きなどに適しています。その他、硬めのところは、煮込み料理に利用されたり、ひき肉やハムの材料にも使われています。
ここでは、さっぱり味の料理をご紹介しましょう。
(1) 薄切りしたもも肉を、肉色が変わる程度にさっとゆでる。
(2) 肉を広げ、かい割れ菜、ねぎ、薄切りレモン、青ジソ、きゅうりなどを巻く。
(3) その上に、甜麺醤、醤油、酢、ラー油、ごま油、にんにくのみじん切りを合わせた汁をかける。

夏バテ回復に、ぜひお試し下さい。



旬の食材(青果)


● なす
 <なすは畑の赤ワイン>

現在よく見られるものは、中長(長卵型)なすや長なすで、きわめて長い博多長、丸型の賀茂なすなど、長さや形もいろいろです。仙台の長なす、山形の民田、新潟の丸なすなど地方に特有のさまざまな品種もあります。
なすは癖のない味なので、和風、中華風からイタリア料理などの洋風まで、幅広い料理に使えます。赤ワインで注目されているポリフェノールが皮にも実にも含まれていて、老化やガン発生、悪玉コレステロールを抑える働きがあると言われています。


※ 「旬の食材」記事はホームページ:
東京都中央卸売市場からの抜粋です。
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/




センターぶらり探訪:職人編


鵜飼商店(第4通路中央)

第4通路の中央をぶらり歩いていると、提灯に文字を書いているご主人が・・・。どんなお店ですか?「看板など美術彫刻の製作、額縁と絵画の販売と、最近では、すっかり書き手の減ってしまった祭事用の提灯の文字書きを承っています。」このご商売に入ったきっかけは?「もう40年以上昔の話になりますが、郷里の岐阜から、美術彫刻士を目指して築地の美術彫刻の老舗「多美屋(たみや)」にお世話になりました。当時は開店祝いの額縁などが今では考えられないくらい良く売れたため、築地市場内への※1茶屋出しに追われながら、目標であった美術彫刻をマスターし、数年で独立しました。この後、昭和48年4月、縁あって卸売センターに出店した次第です。」文字書きはどのように習得されたのですか?「実は、商売上の必要から、彫刻を学びながら字体などを自然に覚えました。私が書くのは一般に※2江戸文字と呼ばれる書体です。」今後の抱負は?「これまで多くの美術彫刻を納めましたが、今では、時間の許す限りお引き受けしており、また、提灯の文字書きもお得意様とお急ぎのお客様に限定しているので、あくせくせずに、好きな仕事をして暮らしたいとの若い頃の夢は充分達成できたと思っています。」職人さんの気質は、技とともに誰かに必ず引き継がれて行くものですね。


※1お客様の買われた商品を、配送地域別に分かれた場所(茶屋)に、指定時間内に届けること。

※2徳川幕府が公用文字として採用した御家流(青蓮院流)が、寺子屋の手本として大衆化し、江戸それぞれの職域で独自に発展した文字の総称。芝居文字、寄席のビラ字、相撲字、町火消しの加護字など。



 

■ 次号は10月11日号の真っ昼間市チラシと当センターホームページに掲載する予定です


東京都府中市矢崎町4の1
株式会社大東京綜合卸売センター
電話 042(364)8211
(担当 大島)
e-mail/oshima@fuchu-doc.co.jp
http://www.fuchu-doc.co.jp/