★ 今年の冬は、ほんとに暖かかったですね。東京はほとんど雪も降らず、市場にとってはありがたい冬でした。プロ野球の開幕も迫り、いよいよ春本番です。だけど、急に薄着になって風邪などひかないで下さいね。では春を歌った万葉集歌をお楽しみ下さい。

見わたせば 春日の野辺に霞立ち
咲きにほえるは 桜花かも
             (不明・万葉集)

※見わたせば、春日の野に霞みがたち、咲き染めているのは桜の花でしょうか。



 

旬の食材(水産)

●鰹(かつお)

 春といえば文句なしにカツオ。暖かい黒潮にのって、遙か南の方から2月に日南海岸、4月に紀州、5月には伊豆・房州沖を抜け、秋には三陸沖へと上がり、ここでUターンし南の海に戻っていきます。料理はやはりタタキ。しょうがやにんにくと相性が良く、カツオ特有の野性味のあるうまさが充分味わえます。カツオの血合肉の部分はエキス分がたっぷり含まれているので、しょうがと一緒に甘辛く煮付けるなど工夫を心がけたいものです。


●鶏魚(いさき)

 黄色いしまもようのある美しい魚。ただ季節や老幼によって色もようが変わってきます。背びれのあたりが鶏のトサカに似ているのでこの漢字が当てられています。骨が硬いのも特徴で「鍛冶屋殺し」といった別名もあるほどです。ほどよく脂がのっていてさっぱりした味の白身魚です。そのおいしさはタイやスズキに匹敵します。





旬の食材(青果)

●胡瓜(きゅうり)

 「胡瓜」つまり胡の瓜という漢字が表すように、インドヒマラヤ山脈のシルクロード沿いに胡から中国を経て、日本には平安時代に伝わって来ました。今では日本の代表的な果菜となっています。曲がり具合などで等階級が複雑に分かれており、簡素化され始めていますが、曲がり具合と味とは無関係です。緑色が鮮やかで表面のトゲが痛い程にとがっているものが新鮮です。以前は古くなると下部がふくらみ、色も黄色くなりましたが、最近は「ブルームレス」品種の全盛で、鮮度が落ちても形、色が変わらなくなりましたが、味はその分、みずみずしさが少なくなりました。

※ 「旬の食材」記事は株式会社日刊食料新聞発行2003市場ダイアリーより抜粋したものです。

 


センターぶらり探訪  漬物編


◆宮戸屋(第2通路中央)

 今日は、漬物専門店「宮戸屋」さんに伺いました。
出店のきっかけは?「センター開場時に既に出店していた(株)蓮見食品工業の社長と私の父が知己であったことから声を掛けられ、開場1年後の昭和42年から平成13年まで店長を務めた後、同年6月に独立を果たし、今日に至っております。」
どんなお店ですか?「小売店・飲食店・社員食堂などへの販売が主ですが、最近では、めずらしい漬物や格安な商品を求めて、一般の方も大勢いらっしゃいます。」
お勧めの商品は?「たまりらっきょうは、元祖吉沢食品工業のものが大人気。また、柔らかくて、丸ごとかじれるしょうがもろみ漬けも多くのファンがいます。また、センター内で当店のみ扱っている※紀州の梅は、昔から根強いファンが多く、私の一押し商品でもあります。あと、久助のかりんとう(200g百円)も安くておいしいと評判です。」
今後の抱負は?「私は、現在、いたって健康で、規則的な生活を送っていますが、これも長年市場で働いて来たおかげと感謝しております。これからも、良い商品を安く売るという市場の原点を忘れずに、一日でも長くこの商売を続けていきたいと考えています。」
口数は少ないけれど、商売への情熱と自信を感じさせてくれる宮戸さんに伺いました。

営業:午前6時〜午後3時
電話 042(364)7524

※ 紀州の梅
 塩だけで漬け込んだ逸品。紀州梅の栽培にもっとも適していると言われている芳養の里の梅を使用。(株式会社五十和)




■次号は4月10日号の真っ昼間市チラシと当センターホームページに掲載する予定です。また、ご意見、ご感想は次までご連絡下さい。


東京都府中市矢崎町4の1
株式会社大東京綜合卸売センター
電話 042(364)8211
(担当 大島)
e-mail/oshima@fuchu-doc.co.jp
http://www.fuchu-doc.co.jp/