■いよいよ師走。干支の猪のようにあっというまに通り過ぎた一年であった気がします。
  さて、市場が最も華やかで賑わいを見せる数週間を迎えます。新しいお店を含めた年末の市場の雰囲気を味わっていただけたら幸いです。

  ・十二月(しはす)には、 淡雪降ると、 知らねかも、 梅の花咲く、 ふふめらずして
                       [万葉集 紀少鹿女郎(きのをしかのいらつめ)]

大意:十二月(師走)には淡雪がふるということを知らないのでしょうか。つぼみが開いて梅の花が咲いています。


旬の食材(青果

●にら

○品種動向
  中国西部原産の野菜で、日本には約1000年前に導入された。にらの品種には大葉と小葉がある。大葉は葉幅1cmほどで軟らかく品質がよく、現在の流通の大半を占めている。品種としてはグリーンベルトが主力で、その他、スーパーグリーンベルト、キングベルト、たいりょうなど。小葉は葉は小さいが暑さに強いという特性を持っている。この他、軟化栽培にする黄にら、とう立ちしたものを食用とする花にら(テンダーボール)などがある。

○生産動向
  産地別収穫量の上位5位は@高知A栃木B群馬C千葉D茨城。
  栄養価の高い野菜として、健康志向を背景に消費は安定している。中華料理が一般家庭にも普及しているので、日常的な野菜として定着している。

○季節
  周年安定して出回っているが、1月〜5月の入荷量が比較的多い

○鮮度の見分け方
  葉が淡い緑色でみずみずしく、葉先までまっすぐ伸びているものがよい。葉が枯れていたり折れているものは古くなったものである。葉先のしおれ、元部の切り口も鮮度のチェックポイントとなる。葉に白い斑点のあるものは病気にかかったもの。

○調理のポイント
  にらレバ炒め、ぞうすい、卵とじ、汁の実、ギョウザ、おひたし、ぬた、酢の物、和え物。
  にらは水がかかると傷みやすいので、水洗いは調理する直前に手早く行うのがコツである。
  整腸効果があるため、にらぞうすいは、食欲のない時には、栄養補給でき、食べやすい料理として知られている。炒め物だけでなく、おひたしにも適している。

○栄養
  ビタミンA,Eが特に多く含まれており、ビタミンB2,C,カルシウムも多く含む。独特の臭いは、硫化アリルによるもので、胃や腸の粘膜を刺激して消化を助ける働きがある。

「旬の食材」記事は株式会社農経新聞社2000年版「野菜と果物の品目ガイド」から抜粋したものです。


○冬が「旬」の魚○

●ブリ A.特長 産卵のために南下する冬の「寒ブリ」は栄養タップリ
  B.薬効  記憶学習力の向上、動脈硬化・高血圧・心臓病・脳梗塞・痴呆症の予防
   
●ホッケ A. 北海道が主な産地。冬から春にかけてが旬で栄養価が高い。
  B. ブリと同じ薬効のほか、骨を丈夫にする、心悸亢進・高血圧の予防。
   
●アンコウ A. 肉の部分よりも皮や内臓が好んで賞味される。捨てる部位がない。
  B. 肝→視力障害の予防、皮膚障害の予防、骨を丈夫にする
   
●カニ

A.. 日本近海の代表種は、ズワイ、タラバ、ワタリ、毛ガニ

  B.. 動脈硬化・高血圧・心臓病・脳梗塞・胆石の予防、生殖機能の維持
   
●牡蠣  A.. 海の栄養分をたっぷり含むことから「海のミルク」と呼ばれる。
  B.. 悪性貧血の予防、動脈硬化・高血圧・心臓病・脳卒中の予防、
   体力増強

※「冬が旬の魚」は社団法人大日本水産会「知って得する魚の話」から抜粋したものです。


■ 次号は、2月9日真っ昼間市チラシ及び当HPに掲載する予定です。

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