■自然の美しさに対する日本人の感性は、万葉の時代から研ぎ澄まされ、21世紀となった現在でも、連綿と受け継がれています。色ずいた山の木々を観賞する『紅葉狩り』という言葉も、その響きの良さから年中行事のように使われています。但し、この言葉は、紅葉のあまりの美しさから枝ごと切り落として持って帰ったのが語源ではないかとの珍説も・・・・。

露霜(つゆしも)の、寒き夕べの、秋風に、黄葉(もみち)にけらし、妻梨の木は
                                    [万葉集 作者 不明]

大意: 露霜が降りるような寒い夕方の秋風に、梨の木もとうとう紅葉したのですね。


旬の食材(青果

●わさび

○品種動向
  日本が原産の半陰性の多年性水生植物。山谷に自生しているが、1600年頃から静岡県で栽培が始まった。栽培方法により、水わさび、畑わさびに分類される。品種としては、だるま、真妻、島根3号などがある。だるまは、辛味のすぐれている品種として知られている。
  わさびには、「水わさび」、「畑わさび」、「わさびだいこん(ホースラディッシュ)」の3種類があるが、香辛野菜として流通しているのは「水わさび」である。畑わさびは、わさび漬けの原料として茎葉を利用、ホースラディッシュは粉わさびの原料に生産されている。

○生産・消費動向
  水わさびの平成8年産の都道府県別収穫量は長野が58.9%、静岡が29.0%、その他、東京、島根、岩手など。主産地のうち、長野は加工向け、静岡は生食向けが主力。
  畑わさびの平成8年産の都道府県別収穫量は、@長野A岩手B静岡C島根D鳥取。
  刺身料理の薬味として、なくてはならない香辛野菜である。香りと辛味は食欲を促し、魚の味を引き立てる。そばの薬味としても利用されている。需要の主力は業務用である。

○鮮度の見分け方
  太くて根がごつごつしているものがよい。葉柄や茎に黒い節のあるものは、病気にかかったものなので避ける。保存適温は8℃。濡れた新聞紙に包んで冷蔵庫に保存すれば、長く保存できる。

○栄養
  ビタミンC、カリウム、カルシウムなどを含む。辛味の成分は、アリルイソチオシアトネートである。

※「旬の食材」記事は株式会社農経新聞社2000年版「野菜と果物の品目ガイド」から抜粋したものです。

○ 魚にまつわる記念日 ○

11月15日  カマボコの日

@平安時代の古文書に「永久3年、関白右大臣東条へ移御のとき」の祝宴の膳の図があり、そこに『蒲鉾』がのっている。かまぼこが文献に登場するのはこれが最初。そこで永久3年が1115年にあたることから、この日に制定。

A 昔は七五三のお祝い料理に、こどもの成長を祝って紅白のかまぼこを用意したもの。それにもちなむ。                <全国蒲鉾水産加工業協同組合連合会>

※魚にまつわる記念日記事は、社団法人 大日本水産会発行の『知って得する魚の話』からの抜粋です。


■ 次号は、12月13日号真っ昼間市チラシ及び当HPに掲載する予定です。

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