■11月(旧暦:霜月)。去る10月26日開催した「真つ昼間市〜ハロウィン秋の収穫祭」は、あいにくの雨にもかかわらず、盛況のうち幕を閉じましたことをご報告すると同時に、ご来場いただいたお客様には厚く御礼申し上げます。特にジャンケン大会での怪人かぼちゃ男とちびっこは鬼気迫る(笑)接戦を繰り広げ大いにイベントを盛り上げてくれました。
  さて、『和食』がユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録されるとの報道がありました。和食は、四季折々の多様な食材を用いて素材の味わいを生かした味付けと、一汁三菜を基本とした理想的な栄養バランスが長寿・肥満防止の要因となると考えられている他、正月のおせち料理など伝統行事とも密接な関わりを持っていることが登録申請の理由となったそうです。食の分野では2010年に「フランスの美食術」「地中海料理」「メキシコの伝統料理」の三つが入り、11年に「トルコのケシケキの伝統」が加わりました。たとえ質素であっても、、「いただきます。」と手を合わせてからご飯を食する多くの日本人の姿が、ユネスコ委員の心を捉えたのかもしれませんね。

  ・わが宿の、いささ群竹(むらたけ)、吹く風の音(おと)の、 かそけきこの夕(ゆふべ)かも

大意 〜 我が家の庭に茂る小さな竹が、夕べの風に吹かれて、かすかに揺れているのが聞こえて来ます。

                                        [万葉集 大伴家持]


旬の食材(青果編)

アールスメロン

・品種動向
  イギリス系のアールス・フェボリット。エジプト、インドには原種に近い品種があり、これが今日のメロンの起源とされている。その歴史は古く、日本では明治27〜28年頃に試作され、大正6〜7年頃から市場に出回った。
  栽培には、温度と水の管理を徹底的に行い土壌管理、炭酸ガス調節、1本のツルに果実1個しか結実しないようにするなど、高度な技術を必要とする果物の芸術品と呼ばれている。マスクメロンとも呼ばれるが、「マスク」とは、じゃ香の意味で、香りのよさを象徴している。

・生産・消費動向
  平成10年産の作付面積は1,310ha,収穫量は37,100t。都道府県別収穫量は,全体の43.4%が静岡、次いで愛知が19.6%、高知が19.4%。近年は、ネット系の露地メロンの生産・消費が伸びているが、アールスメロンは、露地メロンとは違った位置づけにあり、需要は安定している。贈答用、パーティなどにはアールスメロンは絶対的な支持がある。

・季節
  温室栽培で周年出回るが、東京市場では、ここ数年、11月〜1月の熊本産が増えている。

・鮮度の見分け方
  果皮の色が均一で、ネットが細かく一様に浮き出ており、ツルが太いものがよい。追熟すると、香りが出てきて、ツルがしおれてくるので、食べ頃の目安となる。また、果皮が青磁色から、やや黄白色に変わってきた時で、花落ち部分がわずかにへこむ時が食べ頃。
  果梗のしなび、果面の黄化、果肉のうるみや軟化、食味低下などが品質低下の特徴である。

・栄養
  ビタミンA,ビタミンCを含んでいるが、含有量は露地メロンの方が多い。その他、カリウムが比較的多い。

 

※『旬の食材(青果編)』は株_経新聞社発行「2000年版野菜と果物の品目ガイド」より抜粋したものです。



※次回は真っ昼間市チラシ12月14日号に掲載予定です。
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