大東京綜合卸売センター新聞

 平成30年11月1日号

 

■11月[旧暦:霜月]。去る10月27日開催した“HALLOWEENの真つ昼間市”はおかげさまで大盛況の内、幕を閉じました。お客様には心より御礼申し上げます。
 さて、先月、83年の歴史に幕を下ろした築地市場から新たなスタートを切った豊洲市場への移転が無事に終わり、 市場関係者もほっとしているところではないでしょうか。当センターは来る12月7日で開場52年目を迎え、都内でも有数の伝統ある市場の仲間入りを果たすことになりました。但し、今後は若い世代に気軽に買い物を楽しんでもらえる市場としても頑張りますので、宜しくお願い申し上げます。     

・あしひきの、山下(やました)光る、

  黄葉(もみちば)の、散りの乱(まが)いは、

    今日(けふ)にもあるかも

[万葉集 作者:阿倍継麻呂(あべのつぐまろ)]

大意〜山の麓のほうまで光り輝いて、黄葉

(もみちば)が散り乱れるのは、まさに今日のような

日のことですね

                  

☆知って得する魚の話☆


ビタミンD〜 カルシウムとペアで働く

 ビタミンDは、食事でとったカルシウムを体内で有効活用するために欠かせないビタミンです。
 まず第一に、ビタミンDは、カルシウムの体内吸収をよくする働きがあります。
 カルシウムは比較的吸収されにくいミネラルなのですが、ビタミンDが体内に十分量があると、カルシウムの吸収率がぐんと高まります。
 そして第二に、骨のカルシウム代謝を正常に保つうえでも、ビタミンDの働きが欠かせません。
 骨は、常に再構築を繰り返していて、血液中のカルシウムを沈着して新しい骨を作る一方で、骨の中のカルシウムの一部を血液中に溶かし出しています。
 こうした活発なカルシウム代謝が、若い丈夫な骨を作り出しているわけですが、ビタミンDはこのカルシウム代謝の調節に働くのです。
 したがって、ビタミンDが不足すると骨に重大な支障が生じます。骨の材料となるカルシウムを十分吸収できないばかりか、骨のカルシウム代謝(沈着と溶出)のバランスが崩れて、骨はもろく弱くなっていきます。
 その結果、こどもではくる病、大人では骨軟化症といった骨の病気が引き起こされてきます。

 また、近ごろ急増している骨粗鬆症の発生にも、ビタミンD不足の関与が指摘されています。
 ビタミンDの一日」の栄養所要量は、成人で100IU。ただし、こどもの骨の成長には不可欠なビタミンなので、妊娠中の女性と五歳以下のこどもの所要量は多めに設定されています。
 実は、太陽の紫外線を浴びることでからだの中(皮膚)でもビタミンDが随時作られています。しかし、成長期のこどもや、日光を浴びる機会の少ない人は不足しがちなので、食品から積極的に補給したいものです。
 魚はビタミンDが豊富で、特に青背の大衆魚の内臓に多く含まれています。


《ビタミンD含有量の多い魚介類》

          [可食部(生)100gあたり]
                    IU
クロカジキ   1400     カワハギ # 640
白ザケ    1300     イサキ   # 600
ニシン     1100      ウナギ   # 560
メカジキ   1000      マダイ養殖 #520
ムツ      960       サバ      #440
カレイ   ## 920       サンマ     440
ソウダガツオ #880    カツオ塩辛 ##4800
マカジキ   #760    アンコウ   ##4400
ヒラメ養殖  #720        ニシン燻製  1900
本マグロ脂身 720       荒巻ザケ  1500


(#相対標準偏差50%以上

    ##相対標準偏差100%以上)


    資料:科学技術庁【日本標準成分表】

※本記事は(社)大日本水産会発行「知って得する魚の話」から抜粋したものです。 




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